上伊那郷土研究交流の集い
郷土についての研究を発表し合う上伊那郷土研究交流の集いが12日、伊那市美篶の美篶きらめき館で開かれました。
上伊那郷土研究交流連絡会が開いたもので、会員らおよそ60人が研究発表を聞きました。
集いは、上伊那に15ある郷土研究の団体が集まり、年1回、地域を巡回して開いています。
今年は、美篶の郷土研究について3つの発表が行われました。
このうち、美篶笠原の伊那市指定史跡、蟻塚城の復活について、蟻塚城跡保存会事務局の桜井裕記さんが発表しました。
桜井さんは、平成21年に保存会が設立され、記念石碑の建立、階段や東屋の建設、遊歩道の整備などに取り組んできたことを話しました。
整備をしたことで、地元区民が改めて蟻塚城跡の素晴らしさを知ったこと、ほかの地域からの見学者が増えたことを挙げていました。
桜井さんは、笠原に残る、まだ整備されていない史跡について、「先祖の遺産として整備する必要があると思う」と話していました。