B1全国大会初参戦　伊那ローメンズクラブ

味にインパクト出し好評

　B級ご当地グルメの祭典「B-1グランプリ」全国大会が12日から2日間、兵庫県姫路市で開かれ、伊那ローメンズクラブが初出場しました。今回入賞はなりませんでしたが、訪れた人の反応は好評でした。
　現在改修作業が行われている姫路城の下、全国各地からご当地B級グルメでまちおこしをしようと活動する63団体が集まりました。
　主催者発表によりますと、今回の大会には2日間でおよそ51万人が集まりました。

　伊那ローメンズクラブは、今年6月に大会への出場資格となる愛Bリーグへの加盟を果たし、今回初めてB1グランプリ全国大会に出場しました。
　9月に行われた中日本・東海大会では「インパクトがない」などの声が聞かれたことから、今回は炒める時に香りがとばないよう仕上げにゴマ油をかけ、完成したローメンの上には七味を混ぜたおろしにんにくをのせ、印象に残る味付けにしました。
　唐沢正也出展委員長は「初めての全国大会でまだまだ知名度が低い。少しでも印象に残る味付けにしようとメンバーで検討を進めてきた」と話していました。
　購入した多くの人がローメンを食べるのが初めてという人で、麺料理を提供している他の団体の味と食べ比べていました。
　ローメンを初めて食べた男性は「にんにくがしっかり効いていて、麺もマトンも美味しい。新しい味がする」と話していました

　投票された箸の重さによる審査の結果、残念ながら伊那ローメンズクラブは10位入賞とはなりませんでした。
　最高賞となるゴールドグランプリには、岡山県真庭市の「ひるぜん焼きそば好いとん会」が選ばれました。
　正木金内衛会長は「まだまだ知られていないということを実感した。ボランティアだけでなく、市民のみなさんにも力を借りて、伊那市全体で取り組んでいけるようなそんな団体を目指したい
　来年のB-1グランプリ全国大会は福岡県北九州市で開かれることになっていて、ローメンズクラブではファンクラブ会員募集など、出場を目指して活動を続けていくということです。