自然災害やその対策について考えるフォーラム
有識者らが意見述べる
自然災害やその対策について考えるフォーラムが18日、伊那市で開かれ、有識者らがそれぞれの立場から自然災害についての意見を述べました。
フォーラムは、東日本大震災や長野県北部地震が起きた事を受け、自然災害について考えようと上伊那の住民有志でつくる明るい県政を進める会が開いたものです。
ディスカッションでは、自然災害と原子力について3人のパネラーがそれぞれの立場から意見を述べました。
福島県行政書士会の大原俊明総務部長は、震災を受け自身の思いを述べました。
大原総務部長「1番身近な地元で活動できる取り組みを行っていく必要がある」
伊那市の白鳥孝市長は、防災を行政の立場から見た意見を述べました。
白鳥市長「災害が起きた際に行政が動けるかどうかが重要。災害時に動けなかったら行政に対する思いはゼロに等しいと職員には言っている」
長野県看護大学の広瀬昭夫元教授は、日常生活と放射能の関係について話しました。
広瀬元教授「これから長期に渡って放射能と戦っていかなくてはならない。抗酸化力をつけることが大切になってくる」
桜井伝一郎会長は、「フォーラムを通し、いつ起きるか分からない自然災害への対応を常時心がけてもらいたい」と話していました。