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三六災害題材の歌舞伎上演へ

土石流を大蛇で表現

三六災害題材の歌舞伎上演へ

 三六災害を題材にした歌舞伎の上演に向け中尾歌舞伎保存会が準備を進めています。
 中尾歌舞伎保存会では、三六災害を語り継ごうと、災害を題材にした歌舞伎の上演を計画しています。
 20日は、保存会で演技などの指導を行っている、西村清典さんが歌舞伎で使う厚紙などで作った大蛇を確認していました。
 脚本は天竜川上流河川事務所の前所長、草野慎一さんが書いたもので、三六災害による土石流を「泥の大蛇」と表現しています。
 土石流があふれる場面で使われるこの大蛇は、保存会会員のつてにより広島で伝統文化の保存活動を行っている団体から譲り受けたものです。
 中尾歌舞伎保存会では三六災害を題材にした歌舞伎の演出を以前から交流のある、日本芸術文化振興会顧問の織田紘二さんに依頼しています。
 西村さんらは19日、富士見町の別荘を訪れている織田さんを訪ねました。
 西村さんら保存会会員と織田さんは舞台に向けての打ち合わせをしました。
 織田さんは舞台の演出の方法や、演題の案などについてアドバイスしていました。
 三六災害を題材にした歌舞伎は、来年3月に関係者を招いて試演会を開き、7月に本番を予定しています。

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