映画「いのちありて」上映
後藤俊夫監督 最新作を地元飯島で
飯島町在住の映画監督、後藤俊夫さんの新作「いのちありて」が、地元飯島町文化館で23日上映されました。
後藤監督は、伊那谷の自然や伝統文化を題材に映画を撮り続けています。
上映会は、飯島町発足55周年記念として開かれたもので、多くの人たちが会場に足を運びました。
新作「いのちありて」は、伊那弥生ヶ丘高校の前身、伊那高等女学校の名古屋への勤労動員を題材にしたドキュメンタリー映画で、証言を交えながら戦争に翻弄され激動の時代を生き抜いた女学生の青春や当時の教師たちの苦悩を描いた作品です。
後藤監督は、「人の命の大切さや先人たちの声なき声を訴えた作品。今も平和の裏側には、いろいろな危険が押し寄せている。戦争を二度と繰り返さないためには、歴史を振り返って学ぶことが大切」と話しました。
上映を前に、名古屋に動員された同期会、三三会のメンバーから映画の題材に取り上げてもらったお礼にと花束が贈呈され、会場は大きな拍手に包まれていました。