南宮神社宝刀手入れ初公開
箕輪町の箕輪南宮神社が所有する、宝物の刀や槍などの手入れが、4日、木下公民館で行われ、初めて一般に公開されました。
南宮神社では、古くは、室町時代末期に作られたと推測される、刀などを宝物として所蔵しています。
現在、神社所有の宝刀7点は、保管状況がより良い、箕輪町郷土博物館に預けられ、年2回、氏子総代など関係者の立会いのもと、手入れが行われいました。
見学会は、多くの地区住民に、宝刀を身近に感じてもらい、神社の歴史を理解してもらおうと初めて開かれました。
この日は、下諏訪町の研師、岩村茂孝さんが宝刀を箱から取り出し状態を確認しながら古くなった油をとり、新しい油を刀を塗っていました。
岩村さんは、手入れの途中、「竜の絵や、魔よけの文字が刃に刻まれている。これは、神事の舞などのときに使われたと推測される」、「昔は、使う人の体格に合わせ刀を短くした」などの解説を交え作業をしていました。