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2511/(月)

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白鳥市長「調停案」追加提出明言避ける

NECライティング補助金返還問題

白鳥市長「調停案」追加提出明言避ける

伊那市の白鳥孝市長は、NECライティングの補助金問題で、NEC側が800万円の解決金を市に支払う調停案を今議会に追加提出するかしないか明言を避けました。
9日開かれた市議会一般質問で議員の質問に対し、「追加提案するかしないかを検討している」と述べるにとどまり、明言を避けました。
長野地裁の民事調停委員会が示した調停条項は、6日の市議会全員協議会で報告されました。
伊那市は、NECライティングに対し、商工業振興補助金全額の1億5,888万7,000円の返還を求めていますが、調停条項は、NEC側に800万円の解決金の支払い義務を認める内容で、議員からは、解決金が低すぎるなどとして、反対意見が出されていました。
白鳥市長は、市議の意見も踏まえ総合的に判断したいと述べていました。
12月定例会の会期は、16日までで、日程などの点からも今議会中の提出はきびしいとする見方もあります。
800万円の根拠を問う質問に対しては、要請があれば、調停の内容を説明する機会を設ける考えを示しました。
白鳥市長は、今回の結果を踏まえ、企業誘致に伴う補助金の返還規定などを追加する条例の改正も行なう考えを示しました。

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