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南原住宅団地 焼却灰処理量・費用大幅増

南原住宅団地 焼却灰処理量・費用大幅増

 南箕輪村土地開発公社が造成した南原住宅団地の地中に焼却灰が埋められていた問題で、追加調査したところ焼却灰を含む土砂の処理予定量と処分費用が当初の試算を大幅に上回ることがわかりました。
 これは20日開かれた伊那中央行政組合全員協議会で唐木一直南箕輪村長が明らかにしたものです。
 焼却灰は昭和63年4月から 平成元年3月の間に伊那中央衛生センターから運ばれたもので、平成19年2月に下水道工事を行っていたところ焼却灰が埋設されていたことが発覚しました。
 この問題では、該当区画の土地建物を買い上げ昨年末までに全7軒が移転しています。
 4月に家屋の取り壊しが終わり追加調査を実施したところ宅地の700平方メートルと、その周辺の400平方メートルの範囲に分布していることが確認されました。
 住宅団地の焼却灰は去年11月の時点では2500トン、撤去工事費用が5000万円、処分費用が9000万円で今年度中に撤去を終える予定でした。
 しかし、取り除く土砂量が増加したことから予測される撤去工事費用は3億1千万円で当初のおよそ6倍、処分費用も1億8600万円でおよそ2倍になるということです。
 唐木村長は、処分費用を組合に求め、工事方法などについては今後、検討していくと述べました。

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