南箕輪大泉で「ほっぽんや」
地域のお年寄り「伝統を伝えたい」
各地で小正月の伝統行事がさかんに行なわれています。
13日は、南箕輪村の大泉で鳥追いの行事「ほっぽんや」が行なわれました。
大泉は、南箕輪村内で唯一ほっぽんやが行なわれていたとされる地域で、お年寄りたちがその伝統を伝えていこうと西部保育園で毎年行なっています。
柳の木にわらを巻き、松の木でいぶして模様をつけた50センチほどの棒を両手に持ってたたきながら独特の歌を歌います。
鳥や猪を追い払い五穀豊穣を祈る小正月の行事で、70年ほど前までは、神社や各家で子どもたちが行なっていたということです。
園児たちは、お年よりたちの歌やしぐさを真似しながら保育園の庭をぐるぐる回っていました。
地域の老人クラブ会長の清水武茂さんは、「この行事のことを思い出にしてほしい」と子どもたちに呼び掛けていました。