400年の伝統 羽広の獅子舞
今年で399回目を数える伊那市羽広の伝統行事「羽広の獅子舞」が15日、仲仙寺で披露されました。
羽広の獅子舞は、口を閉じている雄獅子と口を開いている雌獅子の2頭による舞い合わせが特徴です。
雄と雌が一緒に舞う獅子舞は全国的にも珍しいといわれていて「阿吽の舞」と呼ばれています。
舞い方も雄、雌によって違い雄は勇壮に雌は静粛に舞います。
舞は剣の舞や、豊穣の舞など五つで構成されていて、およそ15分にわたります。
仲仙寺での舞が終わると雄雌二手に分かれて区内をそれぞれ20軒ほどまわり家内安全などを祈る戸毎舞が行われました。
保存会では伝統の羽広の獅子舞を地区の宝として後世に伝えていきたいと話しています。