水資源保全へ共同声明の内容決まる
水資源を保全するための連絡会議
上伊那の水資源を保全するための連絡会議が16日、伊那市のいなっせで開かれ、法律の早期制定要望など水資源保全のための共同声明の内容が決まりました。
連絡会議は、上伊那の水資源を、外国資本などによる買収から守ろうと開かれているもので、今回で3回目です。
16日は、水資源保全のための共同声明の案が示され了承されました。
共同声明では、地下水や湧水などすべての水資源の重要性について啓発活動を推進し地域共有の財産として保全に努めるとしています。
また上伊那地域の市町村間で森林買収、また水源地の所有状況などの情報を共有するほか、水資源の保全を目的とした法律等の早期制定を国、県に要望していくとしています。
この共同声明は3月2日に、発表される予定です。
現在、地下水や湧水などの保全に関する法律がなく各自治体が独自に条例を定めているのが実情です。
しかし上伊那8市町村では、地下水の採取や保全、水源流域の保全に関する条例などはほとんど定められていません。
連絡会議では共同声明の発表を機に条例化の検討など各自治体の取り組みに期待したいとしています。