上農生が食文化学習でそば打ち
上伊那農業高校の生産環境科の2年生が19日、地産地消と伊那谷の食文化について学びました。
生徒38人は、授業で栽培したソバと小麦を使い、そば打ちに挑戦しました。
この学習は、地産地消型の農産物流通と食文化を学ぼうと、生産環境科の2、3年生を対象に毎年開かれているものです。
伊那市の産直市場グリーンファーム会長で、伊那市そば打ち名人の会会長の小林史麿さんを講師に招きました。
生徒は、小林さんの指導を受け、そばを打っていました。
同日は、農産物直売所における食文化についての講義も行われました。
小林さんは、農産物直売所は流通経費がカットされること、農家の手取りを増やす役割を果たしていること、消費者が新鮮な農産物を安く購入できることなど、利点を挙げました。
直売所での農産物販売は高齢者の生きがい対策にもなるとして、「各地に直売所を作り、高齢者が働き続けて人生を全うする社会を作りたい」と話していました。