田中豊文さん初午のワラ馬づくりピーク
今年は雌雄50セットを制作
伊那市東春近の木工芸家田中豊文さんが、2月3日の初午に向けた縁起物のワラ午づくりに追われています。
初午は五穀豊穣を祈る2月最初の牛の日で、神社などで祭りが盛大に行われる地域もあります。
田中さんは、足を悪くした高齢者などに贈ろうと16年前から毎年ワラ馬を作っています。
作業は正月から始まり、現在ピークを迎えています。
ワラ馬は、北信の初午祭りをヒントに田中さんがつくり方を考案したオリジナルのワラ細工です。
雄と雌のセットとなっていて、雄はりりしく、雌は草を食べているところを表現したということです。
飾りの紐は、田んぼをすずめから守るためのおどし用の紐を使い、赤い布で鞍を、毛糸で手綱を作ります。
1日に4体が限度という事で、今年は100体、50セットを完成させる予定です。