「大寒」も最低気温0.6度
伊那市長谷では凍り餅づくり
21日は二十四節気のひとつ「大寒」。1年で最も寒さが厳しくなる頃とされています。
伊那市長谷杉島の小松照子さんの家では、寒さを利用した保存食「凍り餅」づくりが行われています。
21日の伊那地域は、最低気温0.6度と暖かく4月上旬並の気候となりました。
この日は、小松さんが四角に切った餅を紙に包んで紐に結ぶ作業をしていました。
凍り餅は、水に浸した餅を凍らせ、さらに凍らせた餅を風にさらして乾燥させるものです。
この工程を踏むことで、カビが生えづらい保存用の餅になるということです。
小松さんはおよそ50年前から凍り餅づくりをしていて、この作業が小正月の恒例行事になっています。
小松さんは「毎年楽しみなイベント。年を重ねるに連れて大変になってきたが、今年も無事に作業をすることができて良かった」と話していました。
この日準備した餅は、来週冷え込みが厳しくなったころに外に出して乾燥させ始めるということで、餅は3月頃まで乾燥させるということです。