東海地震に備え 上伊那の職員が研修
東海地震の対策強化地域に指定されている上伊那8市町村の職員を対象にした研修会が1日、伊那市役所で開かれ、東日本大震災での陸上自衛隊の活動などから防災対策について理解を深めました。
研修会は、長野県地震対策強化地域連絡協議会上伊那ブロックが毎年開いているもので、各市町村の防災担当職員が出席しました。
研修では、陸上自衛隊松本駐屯地の自衛官飛鳥井正之さんが、東日本大震災での自衛隊の活動について話しました。
飛鳥井さんの部隊は、地震発生翌日、福島県の須賀川市と白河市で、土砂崩落により生き埋めとなった住民の救助を行いました。
土砂に埋まって行方が分からなくなった人の捜索に災害救助犬が役に立ったという事です。
飛鳥井さんは、「特に緊急を要する場合は、正式な要請がなくても出動できる自主派遣という手段もあるので、その場合は直接駐屯地に連絡して欲しい」と話していました。