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自然観察インストラクターなど合同研修会

自然観察インストラクターなど合同研修会

 自然観察インストラクターなどの合同研修会が8日、伊那市の伊那合同庁舎で開かれました。
 上伊那地域の自然観察インストラクターと長野県自然保護レンジャーの年1回の合同研修会で、この今日は23人が参加しました。
 研修では、長野県環境保全研究所の須賀丈主任研究員が生物多様性について話しました。
 須賀さんは、「人間の生活は生物多様性が生み出す自然の恵みに支えられているが、現代の人間の消費活動により、生物多様性が世界的に危機的な状況にある」と話しました。
 国内の生物多様性に影響を及ぼす危機として、人間による開発や密猟、森林や農耕地の利用衰退とシカの分布拡大、外来生物の持ち込み、地球温暖化を挙げました。
 須賀さんは、危機への対応策として戦略的な環境アセスメントの導入や、森林税を生物多様性に役立つものに改良することなどを挙げていました。

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