高遠町で伝統のだるま市
伊那市高遠町で江戸時代から続く伝統のだるま市が11日開かれ、だるまを買い求める人で賑わいました。
およそ400年前から続くと言われる高遠のだるま市は家内安全や五穀豊穣などを願う鉾持神社の祈願祭に合わせて毎年開かれています。
参道に様々なだるまが並び訪れた人達が値段交渉をして買い求めていました。
値段交渉が成立すると威勢の良いかけ声と手拍子で手締めを行って家内安全や商売繁盛を祈っていました。
だるまは手のひらに乗るような小さいものから高さ60センチを超える大きなものまでありますが30センチほどのものが中でも人気でした。
商店街では高遠町の店主らでつくる本町実業団によるさくらだるまの販売や、空き店舗を利用して高遠小学校の5年生が木でつくったオリジナルの飾りなどの販売をしていました。
天候に恵まれた11日は、多くの人達が歴史のある高遠町の風情を楽しんでいました。