中尾歌舞伎保存会が熱演
信州農村歌舞伎祭 伊那谷3団体が公演
伊那谷で伝統芸能を継承している団体が集う信州農村歌舞伎祭が12日伊那市の県伊那文化会館で開かれ、見せ場になるとおひねりや声援が飛んでいました。
今回は、伊那市長谷の中尾歌舞伎保存会、下伊那郡大鹿村の大鹿こども歌舞伎、下伊那郡下條村の下條歌舞伎保存会の3団体が公演しました。
このうち、中尾歌舞伎保存会は、去年の秋季公演でも演じた「恋女房染分手綱、重の井子別れの段」を演じました。
母と子が名乗ることもできずに別れていくシーンになると、会場からはおひねりが飛び、拍手がおきていました。
お昼をはさみ、映画大鹿村騒動記で全国的に注目を集めた大鹿村からは、大鹿中学校の1年生5人が出演し、夫婦愛を描いた「壺坂霊験記 沢市住家の段」を演じました。
精一杯演じる中学生に会場からは、拍手や声援が寄せられていました。