南箕輪村役場庁舎空調設備の一部にアスベスト使用判明
南箕輪村役場庁舎の空調設備の一部に、アスベストの使用が判明した。村は11月2日の村議会臨時会に、撤去作業と新たな冷暖房のエアコン空調システム設置工事費の一般会計補正予算案を提出する。28日の議会全員協議会で説明した。
庁舎は温水ボイラーを使い3方式で暖房。その一つ、ボイラーで暖めた空気を熱交換器を通して天井ダクトから噴出する方法で使用する熱交換器の「ローターエレメント」と、温風配管用ダクト継ぎ目のフランジ用パッキンに使用があった。熱交換器は地下と4階の機械室に各1台ある。
10月3日、81年の庁舎建設時の設備機器施工業者から「熱交換器納入メーカーからアスベスト使用の報告があった」と連絡を受け、村が確認した。
処置は、熱交換器2台を撤去し、エアコン空調システムを庁舎と保健センターに新設。ダクトは、アルミで覆われ飛散の可能性がない天井裏は天井吹き出し口付近で切断しアルミで覆う。地下と4階の機械室天井、2階講堂ステージ両側小部屋内の露出部分は、経費節減のため飛散防止処置としてダクトを覆い、残しておく予定。