第5回全国障害者スポーツ大会
南箕輪村田畑の植田剛さん初出場
南箕輪村田畑の植田剛さん(27)=セイコーエプソン勤務=は、第5回全国障害者スポーツ大会(11月5縲・日、岡山県陸上競技場ほか)の陸上競技に初出場する。27日、村役場に唐木一直村長を訪ね、出場あいさつをした。
種目は1500メートル、5000メートル。自己ベストは1500メートル4分50秒、5000メートル18分45秒。「全国大会で自己ベストが出るように頑張りたい」と抱負を語った。唐木村長は、「植田君が県代表に選ばれたことがとてもうれしい。精一杯頑張って」と激励した。
植田さんは、生まれつき聴覚に障害がある。マラソンを始めたのは20歳のとき。オリンピックマラソン競技の谷口浩美選手の姿を見たのがきっかけだが、学生のころから走ることが得意だったという。
今年5月、上伊那地方中心のランナーで活動するランニングチーム「ちいむもみじ」に入り、「走り方を具体的によく教えてもらってタイムが伸びた」という。箕輪町内や三峰川ジョギングロード、伊那市陸上競技場、諏訪湖畔などで、1日16キロ走っている。
諏訪湖マラソンでは、30歳以下の部門で千人余の中で87位(1時間27分)だった。