伊那まつり実行委員会が反省会
「にぎやかだった」と成功を喜ぶ
第33回伊那まつり実行委員会は27日夜、市役所で反省会を開いた。実行委員ら30人余が出席。全体的に「盛大でにぎやかだった」と成功を喜び、次回に向けて反省点を出し合った。
「伊那まつり」は8月、市民おどりと花火を柱に、市街地や市役所駐車場などで開催。人出は6日が3万2千人、7日が4万8千人だった。
中村孝夫実行委員長は「テーマは『融合』で、来年3月の合併を控え、市民おどりに高遠町・長谷村からの参加もあった。地域や職場、子どもからお年寄りまでと人とのつながりは、これからのまちづくりに役立つものと思う」と協力に感謝した。
そのあと、8委員会がそれぞれ▽市民おどりの終了時刻を例年より30分早めたため、まつりの余韻を楽しむことができた▽沿道に並べた手作りあんどんは、まつりのよい雰囲気づくりになった。市民が広く参加できるオーナー制を検討する必要がある▽「遊ingビレッジ」のダンスなどのステージを花火が打ち上がる南側に変更できないか窶狽ネど反省点を挙げた。
12月に企画会議を開き、次回の方針案などを練る。
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伊那まつり実行委員会はこのほど、「市民おどり」のアンケート結果をまとめた。それによると、中学生は「踊ってみて非常によい」「よい」が87%を占めたことがわかった。
アンケートは参加した伊那中学校生徒148人を対象に、踊る時間や方式など27項目を質問。回収率は64%だった。
参加を決めた動機は「強制的」が半数以上だったが、踊った感想は「みんなで盛り上がって楽しめた」「結束が固まった」などが大半だった。
中学生の積極的な参加や新しい試みについて、他連との交流や伊那節の指導などの提案があった。
また、地区や企業など80連にも21項目を調査。連の進み具合は、つまったところもあったが、6割が「よかった」と答え、おどり全体の時間も「適当」が7割を占めた。
本年は歌手氷川きよしの歌う「勘太郎月夜唄」を流したところ、参加者に好評で「できれば本人を呼んでほしい」という要望があった。