伊那市 二酸化炭素削減目標6%
審議会が地球温暖化対策実行計画最終案まとめ
伊那市環境審議会は、2018年度までに二酸化炭素の排出量を6%削減するとの計画案を、22日にまとめました。
この日、伊那市役所で開かれた審議会で、伊那市地球温暖化対策実行計画の最終案が示されました。
計画案では、京都議定書で基準年に定められた1990年度を基準として、伊那市の二酸化炭素排出量を2018年度までに6%削減するとしています。
削減に向けては、市民、企業、行政が一体となって▽再生可能エネルギーの活用、▽省エネライフ教育、▽森林整備と間伐材の有効利用などに取り組むとしています。
伊那市によりますと、2009年度の二酸化炭素排出量は、55万7,600トンで、2008年度と比べて5.7%、1990年度と比べて17%増加しているという事です。
計画では、2018年度までに44万8,000トンを目標としています。
この計画案は近く白鳥孝市長に報告され、今年度中に正式決定する事になっています。
また、この日の審議会で、飼い犬のフンや死がいの放置の禁止や自動販売機へのごみ箱設置義務など、ポイ捨て禁止に関する条例改正案が示されました。
この条例改正案は、市議会3月定例会に提出される予定です。