小水力発電の設置事例学ぶ
上伊那地域の自然エネルギーの普及を考える学習会
自然エネルギーの普及について考える学習会が25日、伊那商工会館で開かれ、小水力発電の設置事例などを学びました。
会場には上伊那を中心におよそ50人が集まり講師の話に耳を傾けました。
学習会は、自然エネルギーの普及を目指し去年12月に個人や企業、大学などで発足した上伊那地域自然エネルギー普及協議会が開いたものです。
学習会では、全国小水力利用推進協議会の松尾寿裕さんが、全国の小水力発電設置事例を紹介しました。
松尾さんは、山梨県都留市が、市役所に20キロワットの発電ができる水車を設置した事例をあげ、初期投資の半分以上を市民有志に負担してもらい、夜間などの電力を売電し、その収益を投資した市民に還元していく方式を採用していることを紹介しました。
松尾さんは「自分たちで使うエネルギーは自分たちで作る時代。利益が循環して持続的な収益も得られるし、地域づくりにもつながる」と地域主導の小水力発電のメリットについて説明していました。