東日本大震災記録写真集「未来へ伝えたい陸前高田」
まつり工房で販売
伊那市西春近で和太鼓を製造している、株式会社まつり工房では東日本大震災の記録写真集、「未来へ伝えたい陸前高田」を販売しています。
写真集には去年3月11日津波に襲われた岩手県陸前高田の様子がおよそ100ページにわたり掲載されています。
高い建物の屋上に避難した人たち。
波にのみこまれる家。
陸前高田では市民およそ2万4千人のうち2千人が亡くなるか行方がわからなくなっています。
この写真集を販売している、まつり工房代表の北原永さん。
地域をあげて太鼓が盛んな陸前高田では毎年、全国太鼓フェスティバルが開かれていて北原さんが演出をてがけたグループも出演していました。
しかし去年の東日本大震災で、交流のあったフェスティバルの実行委員や東北の太鼓グループのメンバーなど仲間を亡くしました。
震災以降、北原さんは地元の太鼓グループに呼びかけ全国太鼓フェスティバル実行委員会に義援金を贈る活動を続けてきました。
写真集「未来へ伝えたい陸前高田」は全国太鼓フェスティバル実行委員会の会長が出版したもので、北原さんも販売に協力することにしました。
写真集は税込み1,500円で、まつり工房で販売されていて売り上げは被災地支援に役立てられるということです。