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「ありがとう119系」引退を惜しむ

「ありがとう119系」引退を惜しむ

 昭和58年、1983年からJR飯田線を走り続けてきた、119系の今月いっぱいでの引退に合わせて10日、記念イベントが行われました。
 今月いっぱいで引退する119系の先頭部分には「ありがとう119系」のステッカーが貼られています。
 イベントは10日、11日の2日間行われ「ありがとう119系記念号」と名付けられた臨時列車が、伊那市駅と飯田駅間を運行します。
 昭和58年、1983年に、老朽化していたゲタ電に変わって119系は飯田線を走り始めました。
 駅間が短くて総距離が長く、急勾配が多いことなど、飯田線の特殊な条件から119系が開発されました。
 最初に登場した119系は、飯田線と並行して流れる天竜川をイメージした青い塗装と、アルプスをイメージした白いラインが車体に描かれました。
 伊那市駅には多くの鉄道ファンが訪れ、119系の写真を撮るなどして引退を惜しんでいました。
 松本市から訪れたある男性は「飯田線にしか走っていない車両。何度も乗ったわけではないけど、なくなってしまうのは残念」と話していました。

記念乗車券求め長い列

「ありがとう119系」引退を惜しむ

 この日は朝8時から記念乗車券の販売も行われ、伊那市駅には長い列ができました。
 500セットの限定販売で、1人2セットまでの購入ということもあり、前日から並んだ人もいたということです。
 臨時列車は11日も運行される予定で、伊那市駅に午後2時29分に到着し、午後3時6分発車となっています。
 119系が伊那地域を走るのは11日が最後となります。

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