春の高校伊那駅伝 18日号砲
開会式で参加チーム一堂に
東日本大震災で2年ぶりの開催となる春の高校伊那駅伝が18日行われます。10時には女子が、12時5分には男子がスタートします。
この日は伊那文化会館で開会式が行われ、男子106チーム、女子68チームが勢ぞろいしました。
選手宣誓で佐久長聖高校の臼田康一郎キャプテンは「共に練習に励んだ仲間を信じ、昨年の東日本大震災で知った走れることへの感謝と喜びを胸に早春の伊那路を全力で走り抜くことを誓います」と力強く宣誓しました。
今年の春の高校伊那駅伝には、過去最多となる男子106チーム、女子68チームの合わせて174チームが出場します。
去年は東日本大震災で中止となったため2年ぶりの開催となります。
大会主催者の白鳥孝伊那市長は「早春の伊那路をたすきを渡して懸命に走ってください」と話していました。
復興と健闘祈り千羽鶴贈る
伊那市の西箕輪小学校の児童は、応援校となっている福島県の田村高校に千羽鶴を贈りました。
復興の願いと駅伝での健闘を祈って、西箕輪小4年萩組の児童25人が夏から折ったものです。
子ども達は「地震で辛い思いをしたと思うけど、その分もがんばってほしい」と話していました。
千羽鶴を受け取った田村高校の選手達は健闘を誓っていました。
清水目大貴主将は「全然知らない土地のみなさんが応援してくれているのを知って頑張らなくてはいけないなと思った。被災した人たちの気持ちを持って走りたい」と話していました。
出場校の地元の名産品並ぶ
この日は出場校の地元の名産品が並ぶ「全国味自慢物産展」もいなっせ2階で開かれました。
恒例のイベントですが、今年は34都府県から過去最多となる35種類の名産品が並びました。
震災で大きな被害のあった東北地方からも、岩手南部せんべいなどが並びました。
昼時に訪れた人たちは、品定めしながら気に入ったものを購入していました。
物産展は18に日も、いなっせ南側の特設会場で開かれる予定です。
春の高校伊那駅伝は、伊那市陸上競技場を発着点に、女子は21.0975キロを5人で、男子は42.195キロを6人でタスキをつなぎます。
女子は10時、男子は12時5分のスタートとなっています。