長谷地域協議会 循環バス無料化などを建議
アンケート踏まえ高齢者支援策を提案
伊那市の長谷地域協議会は、アンケート結果に基づいて循環バスの80歳以上の無料化などを盛り込んだ建議書を23日白鳥孝市長に手渡しました。
西村篝会長らが市役所を訪れ白鳥市長に提案しました。
アンケートは、長谷地区に住む65歳以上の高齢者のみの208世帯を対象に実施し、181世帯、87%から回答を得ました。
内容は、買い物などの生活に関するもので、約3割の世帯が買い物に対し不便だと感じていること、4割が循環バスを使ったことがあることなどが浮き彫りになっています。
これを踏まえ長谷地域協議会では、家から出かけやすくする支援として、80歳以上の高齢者の循環バス運賃無料化、乗り降りのしやすい低ステップバスへの更新、バスを小型化した買い物バスの運行をあげています。
一方、買い物に出かけられない人への支援として、買い物を頼める支援員の設置、移動販売ビジネスの誘致をあげています。
長谷循環バスの平成23年度利用状況は、のべ1万6,438人、一便あたりの平均利用者数は3.54人となっています。
全人口に占める65歳以上の割合は、伊那市全体では、26%ですが、長谷地区では、36%と高齢化が進んでいます。