ゼロ磁場行きシャトルバス運行開始

パワースポットとして知られる伊那市長谷の分杭峠のゼロ磁場へ向かうシャトルバスの運行が3月31日から始まりました。
この日はシャトルバス運行の安全祈願式が行われ、関係者10人程が出席しました。
シャトルバスは、観光客による分杭峠の交通渋滞緩和を目的に伊那市観光株式会社が2年前からシーズン中に運行しています。
今シーズン最初のバスには、県外から訪れた2人が乗車し、峠へと向かいました。
頂上付近にはまだ雪が残っているものの、ゼロ磁場へと続く通路は除雪されていて通れるようになっています。
最初のバスに乗り込んだ山梨県の男性は「分杭峠は自然が豊かで癒される場所。良いことがあるように祈念したい」と話していました。
2年前にはゴールデンウィーク中に1日千人以上が利用するなど年間で10万人の利用がありましたが、去年は震災による旅行自粛の影響もあり4万8千人と利用者が半減しました。
伊那市観光株式会社取締役で長谷総合支所の中山晶計支所長は「秋葉街道のファンも増えているし、秋葉街道と連携したイベントの企画など、分杭峠が観光地になるようなものを考えていきたい」と話していました。
シャトルバスは午前8時から午後3時まで、分杭峠へ向けて30分間隔で運行していて、往復で600円。12月1日までの運行となっています。
入野谷で「春・気ららランチ」提供

シャトルバスの運行開始に合わせて、宿泊温泉施設入野谷は、地元の食材を使った季節の料理「春・気ららランチ」の提供を4月1日から始めます。
これは、分杭峠のゼロ磁場のシーズン開始に合わせ、観光客に季節の料理を食べてもらおうと作られたランチメニューです。
桜をかたどったさくら寿司に、筍の土佐煮、地元で採れた山野草を使った春の山野草天ぷらなど、春を感じさせるランチメニューとなっています。
北原孝幸料理長は「地元産のものをふんだんに使った。多くの人に食べてもらいたい」と話していました。
春気ららランチは4月1日から、1食1380円で提供されます。
なお、入野谷では宿泊とシャトルバスの乗車がセットになったプランの提供も行なっています。