上農に伊那養護学校中の原分教室開室
序幕式などで開室祝う
県の高校再編計画などにより、上伊那農業高校に設置された伊那養護学校高等部の中の原分教室の使用が6日から始まりました。
6日は、上農高校の校舎の一部を改築した中の原分教室の序幕式が行なわれました。
教室は、1年から3年までの教室と作業室、職員室があります。
募集人員は、1学級8人で、対象は、知的障害がある、自力通学ができる、集団学習が可能な生徒です。
今年度は、伊那養護学校から1人、上伊那地域の中学の特別支援学級を卒業した5人の6人が入学しました。
開室式で、 伊那養護学校の清水閣成校長は、「自分の力を信じて力強く進んでいってほしい」とあいさつしました。
上伊那農業高校の塩崎正校長は、「上農の中の原の長い歴史に一つ大きな歴史が加わった。」とあいさつしました。
入学生を代表し北澤里奈さんは、「いろいろな作業学習をがんばりたい」と抱負を話し、上伊那農業高校生徒会長の上島ありやす在泰さんは、「少し不安はあるが、農業というキーワードでわかりあえることを確信している。文化祭などでもともに手をたずさえ進んでいきたい。あせらずに共に積み上げていきたい。」と話しました。
中の原分教室では、綿を栽培し、布を織る作業学習に取り組む計画です。