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2911/(金)

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御子柴艶三郎の水神宮で祭典

伊那小児童や竜東保園児も参加

御子柴艶三郎の水神宮で祭典

 伊那市荒井と西町の田んぼを潤している、御子柴 艶三郎が掘り当てた地下水・横井清水の水神宮で、10日、水に感謝する祭典が行われました。
 10日は、艶三郎を祭った水神宮で祭典が行われました。
 祭典は、毎年4月10日に行われていて、水を活用して農業を営む横井清水水利組合や御子柴艶三郎の子孫のほか、艶三郎の井について学習している伊那小学校5年礼組の児童、艶三郎の井の水が園内を流れる竜西保育園の園児などが参加しました。園児が祭典に参加するのは初めてです。
 艶三郎の井は、小沢川の水利権をめぐって争いが絶えなかったことから、御子柴艶三郎が私財を投じて明治28年に掘り当てた地下水です。
 5ヶ所の井戸と、それをつなぐトンネル、それぞれの地域に水を分ける分水枡があります。
 水を与えてくれた神との約束として艶三郎は自害し、水神として横井清水の水神宮に祭られています。
 祭典では、昔の人たちの苦労があって、現在の豊かさがあることなどが、子どもたちに話されました。
 艶三郎の井は、荒井・西町の40ヘクタールの田んぼを潤し、現在は、60戸の農家が利用しています。

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