アルプスバラ会 バラで被災地支援
上伊那のバラ愛好家でつくるアルプスバラ会は、東日本大震災の被災地を花で支援しようと、バラの栽培を始めています。
上伊那を中心におよそ120人の会員がいるアルプスバラ会では地元の福祉施設や観光農園にバラの苗を贈る活動を行っています。
会では、花の持つ力が被災地の励ましになればと先月から3年計画で、苗の栽培を始めました。
栽培しているのは「アンネのバラ」と呼ばれる品種です。
苗が育つ3年後に100本程を会員が被災地に赴き植える計画です。
アルプスバラ会で支援の中心となっているチャリティバラ委員会の原八重子委員長は「少しでも被災地支援の役だてば。そしてバラを通して被災地との絆を深めることができれば」と話していました。
会長の春日千定さんは、「被災地は津波により土地が荒れているからこそ、3年かけ荒れた土地でも花を咲かせるような強い苗を作りたい」としています。
会では広さ10アールの畑で、苗70本を育てていて、今後は販売用も含め、合わせて400本程を栽培していくとしています。