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井月の句碑 善光寺に建立

井上井月顕彰会が除幕式

井月の句碑 善光寺に建立

幕末から明治にかけておよそ30年にわたり伊那谷を放浪した漂泊の俳人井上井月の句碑が長野市の善光寺に建立されました。
句碑は井月の愛好家でつくる井上井月顕彰会が建立したもので13日は、会員などおよそ30人が集まり除幕式が行われました。
碑には「思ひよらぬ梅の花見て
善光寺」と「蝶に気のほぐれて杖の軽さかな」の二つの句が刻まれています。
句碑は顕彰会の会員が北信でも井月を知ってもらいたいと善光寺に建立を依頼したところ地名度はないものの伊那谷に多くのファンがいることなどから承諾されました。
この場所には、俳人、小林一茶の「春風や牛に引かれて善光寺」のほか、種田山頭火や夏目漱石などの句碑もあり、善光寺参拝のモデルコースになっています。
顕彰会では、県内外から多くの人が訪れる善光寺に、一茶や、山頭火と並んで井月の句碑が建立されたことは意義があると話します。
句碑の建立にあわせ、14日から27日まで長野市の長野相生座で井月の映画「ほかいびと」が上映されることになっていて、顕彰会では、井月の知名度アップに期待しています。

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