伊沢音楽祭参加の東京芸大学生
高遠中・高生を一日レッスン
伊沢修二記念音楽祭(29日開催)出演のため高遠町を訪れている東京芸大オーケストラの学生が30日、高遠中で、高遠中と高遠高の吹奏楽部の生徒に楽器の演奏法などを指導した。
フルート、クラリネット、サクソフォンなど楽器の種類ごとに芸大学生が指導するもので、毎年行われ、05年は6月に続いて2回目。その楽器専門の学生の指導に、生徒は食い入るように耳を傾けていた。
ユーフォニアムの教室では、芸大4年の小林敦さんが高遠中の2人を指導。楽器を吹くときの姿勢、呼吸法、指の動かし方などを教えながら、メトロノームの音に合わせて、練習曲を演奏した。
小林さんは「教えたことが今後の部活に生かされるとうれしい。1日だけのレッスンでは、その後の努力や成長が見えず残念」と話した。
レッスンを受けた2年の伊東有沙子さんは「ユーフォニアム専門の話が聞けてよかった」。同じく2年の今井香央里さんは「姿勢を正し、吹き方をきちんとすると音がとても変ることに驚いた」と感想を述べた。