伊那市山寺の奇祭 やきもち踊り
伊那市山寺に伝わる奇祭、やきもち踊りが15日、白山社八幡社合殿で行われました。
やきもち踊りは、白山社八幡社の春の例祭で毎年奉納されているもので、県の無形民俗文化財に指定されています。
祭りでは、保存会の会員35人が羽織、袴、白足袋姿で足を上げ飛び跳ねるユーモラスな踊りを披露しました。
踊りは前踊り、中踊り、後踊りの三つに分かれていて踊りと踊りの合間には酒盛りが行われます。
アユの串焼きを肴に、どぶろくを飲んだり、キセルで刻みタバコをふかします。
後踊りが終わると踊り手は一斉に鳥居の外に駆け出します。
外にはその姿を撮ろうと多くのカメラマン達が待ち構えていました。
逃げ遅れると厄病にかかるといわれていて下駄も履かずに一目散に駆け出していました。