伊那市西春近の諏訪形区 活動の支援を伊那市に要望
災害に強い山にしようと取り組んでいる伊那市西春近の諏訪形区は、砂防えん堤を見回る為の巡視路の整備など、活動の支援を伊那市に要望しました。
16日は、諏訪形区の酒井文武区長と諏訪形区を災害から守る委員会のメンバーなど5人が市役所を訪れ、白鳥孝市長に要望書を手渡しました。
要望は▽砂防えん堤を見回る為の巡視路の整備▽倒れにくい広葉樹の栽培による森林づくり▽自然災害による被害を科学的調査で予測したマップの作成です。
諏訪形区は、平成18年豪雨災害で貝附沢が氾濫し、土砂が民家に流れ込むなどの被害を受けました。
これを受け区では委員会を立ち上げ、専門家らの協力を得ながら災害に強い山にする為に広葉樹の植樹などを行ってきました。
白鳥市長は「安全な山に少しでも近づけていけるよう、市としても一緒になって取り組んでいきたい」と話していました。
諏訪形区では、地域住民と行政、大学の連携のモデルケースとして、全国に発信していきたいと話していました。
なお諏訪形区の活動は、今年度の伊那市地域づくり活動支援金事業に採択されていています。