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36災害に関する講演会

防災意識高めようと上伊那地区賛助会が開く

36災害に関する講演会

 昭和36年6月、伊那谷に甚大な被害をもたらした36災害に関する講演会が27日、伊那市の伊那合同庁舎で開かれました。
 講演会は、防災意識を高めてもらおうと、シニア大学伊那支部のOBなどでつくる上伊那地区賛助会が開いたものです。
 27日は、会員およそ50人が集まりました。
 賛助会副会長で、36災害を経験した駒ヶ根市中沢の木下幸安さんが講師を務め、当時の状況について話しました。
 木下さんは「山が崩れる前に異様な臭いが漂った。3歳と1歳の子どもを抱きかかえて山のほうへ逃げたことを覚えている」と話しました。
 他に「昔からあった高台の家は助かったが、後から移り住んだ川沿いの家はほとんど飲み込まれてしまった。自分の暮らす場所の地質などを知っておく必要がある」と話していました。

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