ハロウィン楽しむ
駒ケ根市小町屋の住民らが29日夜、仮装をしてお菓子をもらったりパーティーをしたりするなどの本格的なハロウィンの祭りを盛大に楽しんだ。来日して約10年という米国人の英会話講師マルコ・メランソンさん(47)一家が中心となり、近くの住民らに呼び掛けて今年初めて実現した。
近くに住む約20人の子どもたちは白雪姫、海賊、お化けなど思い思いの扮装に身を包み、ジャック・オー・ランタン(お化けカボチャ)の灯りが揺らめくメランソン家の前に集合=写真。中には親子そろって忍者の装束を着て登場したほほえましい家族の姿もあった。子どもたちは早速近くの家庭を順番に訪ね「トリック・オア・トリート!(お菓子をくれないといたずらするぞ)」と言ってはキャンディやチョコレートなどの菓子をもらい、うれしそうに見せ合っていた。
「どの子の仮装が一番かみんなで投票しよう」とコンテストをしたり、集めたお菓子を持ち寄ってパーティーをしたりと、大人も子どもも初めて体験する西洋の祭りを地域ぐるみで楽しんだ。
ハロウィンはキリスト教の聖人を祝う万聖節の前夜祭で、悪霊を追い払うため玄関に中身をくりぬいたカボチャを置くなどの習慣がある。