リニア 延伸工事現場をマスコミに公開
JR東海が山梨県上野原市で 来年完成予定
JR東海は、山梨リニア実験線の延伸工事が行なわれている現場を14日、報道機関に公開しました。
JR東海は、現在およそ18キロの山梨リニア実験線を42キロに延ばす工事を行なっています。
14日は、東京よりのこの場所、山梨県上野原市の工事現場を公開しました。
この場所は、平成22年の12月にも公開されていました。
リニアの路線では、トンネル以外の場所を「明かり区間」と呼びます。
大半の明かり区間は、フードで覆われます。
フードは、コンクリート製で厚さは20センチ。
雪や風除け、騒音の低減、セキュリティーを考慮して設置されるものです。
この日は、トンネルの内部も公開されました。
実験線の延伸工事部分には、トンネルが10箇所ありますが、そのすべてが今年3月までに貫通しています。
トンネル内部の高さは8メートル、幅は12.6メートルで今年の夏には土木工事を終え、電気工事に移行し、ガイドウェイと呼ばれる電磁石の設置が行なわれる予定です。
延伸工事は、来年完了する計画で、走行試験も再開される予定です。