出水期を前に河川の危険箇所巡視
梅雨や台風などの出水期を前に国や県などの関係機関は21日、河川の合同巡視を行いました。
合同巡視は、堤防の低い箇所や過去に漏水のあった場所の点検を行うもので、21日は消防や警察など関係者およそ30人が参加しました。
天竜川上流河川事務所の加藤博伊那出張所長が、現場を見ながら危険個所の説明をしました。
加藤さんは、「三峰川は100メートル進んで1メートル下る傾斜のきつい河川。水かさが増して堤防を超えるというよりも、水の勢いで堤防が削られる危険性のほうが高い」などと話しました。
上伊那地域での合同巡視は、24日木曜日まで行われるということです。
なお、関係団体でつくる天竜川上流水防連絡会では、平成13年以来となる大規模な水防演習を、来年5月を目処に行う計画です。