標高差1200m!伝統の強歩大会
第60回南箕輪中学校経ヶ岳強歩大会
南箕輪中学校の伝統行事、経ケ岳強歩大会が23日に開かれました。
今年は、60回の記念大会となった、強歩大会、スタートの横断幕も同窓会から贈られ新たな物となりました。
午前7時、南箕輪中学校の生徒およそ450人は大芝高原をスタートし、ゴールの経ケ岳8合目を目指しました。
前日からの雨も止み、晴天となりましたが、スタート直後ゴール地点の経ケ岳8合目付近は、雲で覆われていました。
スタート地点からゴールまでの標高差はおよそ1,200m、距離は8.3キロほどとなっています。
経ヶ岳2合目では、スタートから30分後の午前7時30分に最初のランナーが通過していきました。
その後、続々と生徒たちが山道を駆け上がってきては、息を弾ませながらゴールを目指していました。
5合目を過ぎると、険しい傾斜が続き、岩肌がむき出しになった場所では、手を使いながら登る姿が見られました。
生徒らは、所々休みながらゴールを目指していました。
ゴール地点の8合目は、標高2035メートルで、伊那谷を一望することができます。
ゴールに1位で入ってきたのは、3年で野球部の有賀雄大くんです。
最高記録を3分近く更新する1時間31分42秒でゴールしました。
有賀君は「最後は足が上がらなくて苦しかった。総合優勝できて本当にうれしい」と話していました。
男子の1位がゴールしてから3分後、女子の1位、2年で陸上部の清水彩音さんが1時間34分31秒でゴールし、女子2連覇を果たしました。
清水さんは「7合目を過ぎた頃から足が上がらなかった。自己記録の更新と2連覇を達成できてとても嬉しい」と話していました。
南箕輪中学校では、60回続いた伝統をこれからも継承していきたいとしています。