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特養みすず寮 安全祈願祭

来年10月開所目指す

特養みすず寮 安全祈願祭

 伊那市美篶の特別養護老人ホームみすず寮の改築工事の安全祈願祭が、24日現地で行われました。
 特別養護老人ホームみすず寮は、昭和57年4月に、開所しました。
 当初は、伊那市営の施設として運営されていましたが、平成19年に、上伊那福祉協会に移管されています。
 築30年を経過し、雨漏りするなど、施設が老朽化していました。
 また、入所者の高齢化、介護度の重症化などが進む中で、現在の4人部屋では個別のケアが難しく、建て替えが必要になっていました。
 今回の工事では、これまで70床だった長期入所の定員を110床と40床増やし、短期入所も4床から10床に増やします。
 部屋は、全室個室で、10人ほどのグループで生活するユニットケアを行います。
 24日は、現地で安全祈願祭が行われ、関係者が神事で工事の安全を祈願しました。
 上伊那福祉協会会長の平澤豊満箕輪町長は、「地域福祉の拠点として、入所者の尊厳を尊重しながら、環境に優しく、地域に密着した施設にしたい」と挨拶しました。
 新しい特別養護老人ホームみすず寮は、平成22年に竣工した隣接する養護みすず寮と一体化させる計画で、厨房や交流ホールなど一部施設を共有します。
 総事業費は、13億5千万円で、県から7億5千万円の補助を受け、来年10月の開所を目指します。

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