北条岩夫さんが伊那市に絵画7点を寄付
地元春富中に6点 市役所に1点
伊那市西春近の北条岩夫さんは、市役所や春富中学校に絵画7点を寄付しました。
25日は、北条さんが市役所を訪れ、絵を寄付しました。
今回寄付されたのは、地元春富中学校に6点、市役所に1点です。
このうち市役所に寄付されたのは、旧長谷村出身で、新聞配達をしながら洋画家になった故中島覚雄の120号の作品です。
昭和56年に日展に入選した天竜川を題材にした油絵で、岡谷氏の川岸付近の風景が描かれています。
北条さんは、当事ニシザワデパートの外商部に勤務していて、中島の絵を10数年担当しました。
ある日、箕輪町の古美術店でこの作品を発見し、購入しました。
北条さんは、旧長谷村が伊那市と合併し、中島が伊那市に飾ってほしいと訴えているようだったと当事を振り返っていました。
そんな思いから今回の寄付を決めました。
伊那市からは、感謝状が贈られました。
白鳥市長は、「市民の皆さんに見てもらえるところに飾らせていただきたい」と今回の寄付に感謝していました。