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高山植物の回復効果を調査

高山植物の回復効果を調査

 ニホンジカの食害対策に取り組んでいる南アルプス食害対策協議会は、高山植物マルバダケブキの茎を刈り取り他の高山植物の回復促進にどのような効果があるか調査を行う計画です。
 28日、伊那市役所で開かれた協議会総会で承認されました。
 マルバダケブキが増え続けていることから設置したシカの防護柵内の高山植物が生えないのが現状です。
 今年度は、マルバダケブキの茎を刈り取り地表付近に残っている他の高山植物の回復促進にどのような効果があるか検証します。
 総会では他に、信州大学農学部に委託しているニホンジカの行動範囲などについての中間報告がありました。
 信州大学農学部研究チームでは、去年7月から10月にかけて馬の背ヒュッテ周辺に赤外線センサーカメラ4台を設置し、撮影されたシカは延べ232頭が確認されました。
 また、南アルプス林道沿いでの調査では、3か所にカメラを設置し、標高が低くなるほどシカの出没頻度が高くなっていることが報告されました。

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