知事と市長村長 意見交換
長野県が策定を進める新たな5か年計画について、阿部守一知事と、上伊那地域の市町村長の意見交換会が、30日、伊那合同庁舎で開かれました。
長野県では、来年度から県政運営の基本となる新たな5か年計画の策定を進めています。
県では、5か年計画の策定にあたり地域の意見を参考にしようと今月から県内10地域で知事と市町村長との意見交換会を開いています。
30日、伊那合同庁舎で開かれた会合には阿部知事と上伊那の市町村長ら0約60人が出席しました。
このなかで出席した伊那市の白鳥孝市長は観光戦略について、「県や市町村が独自にイベントを行うのでは無く、連携し集中的に誘客をする取り組みを行う事が必要ではないか」と話していました。
これに対し阿部知事は「組織の縦割りなど情報の共有に課題があると感じている。県と市町村の情報のバリアフリー化が必要」と答えていました。
この他に、参加した市町村長からは、「財政面を含め県と市町村の役割分担を明確化する事が必要」との意見に対し、阿部知事は「国の法律で決まっているが、小規模自治体が多い長野県では検討する必要がある」との考えを示しました。
県では、出された意見を参考にしながら、今年の秋までに新しい5か年計画の案をまとめるとしています。