伊那市松くい虫対策 樹種転換事業に本格的に取り組む
伊那市は今年度松くい虫対策として、被害が発生したアカマツを伐採し別の種類の木を育てる樹種転換事業に本格的に取り組みます。
1日は、松くい虫対策協議会の会議が伊那市役所で開かれ、今後の対策や被害状況などを確認しました。
伊那市内では、マツノザイセンチュウによる松くい虫の被害が平成18年に確認されて以来年々増えていて、昨年度はおよそ2,100立方メートル確認されています。
樹種転換は、被害が確認されたアカマツ林の70%以上を伐採し、広葉樹などアカマツ以外を植え被害の拡大を防ぎます。
市では森林の所有者に対し樹種転換を指導する計画で、事業費の7割は、県の補助で賄う他、今年度に限り市が2割負担します。
市の負担分については、国の補助を充てるということです。
伊那市では、区長会への説明や回覧などで周知を徹底し、事業の促進を図りたい考えです。