沖さんが鼻煙壺を寄贈
株式会社ファミリーマート代表取締役などを務めた東京都の沖正一郎さんが4日、嗅ぎタバコを保管する容器、鼻煙壺を伊那市に寄贈しました。
4日は、沖さんと友人で井上井月顕彰会会長の堀内功さんらが伊那市役所を訪れ、鼻煙壺100点を伊那市に寄贈しました。
沖さんが鼻煙壺を公共施設に寄贈したい希望があり友人の堀内さんを介して、伊那市への申し出がありました。
鼻煙壺は、嗅ぎタバコを保管する容器です。
嗅ぎタバコは鼻から吸う粉末状のタバコで、17世紀から18世紀にヨーロッパの貴族を中心に流行したということです。
素材にはガラス、陶器、金属などが使われていて、高度な工芸技術と多様な材料によって作られています。
沖さんが初めて鼻煙壺を手にしたのは25年ほど前に出張で出向いた上海のアーケードでした。
寄贈された作品は信州高遠美術館で保管し、展示会を行う計画です。