進級目指して太鼓の講習会
全国各地の太鼓団体が加盟する日本太鼓財団は、進級試験に向けた講習会を9日、箕輪町文化センターで開きました。
日本太鼓財団は、レベルに応じて1級から5級まで区分けしていて、上の級に上がる際は進級試験を行っています。
講習会には県内外から21団体、76人が参加し、参加者のレベルごと5級から3級に分かれて指導が行われました。
講習会は、太鼓の技術向上と普及を目的に日本太鼓財団長野支部が開いたもので、1級の資格を持つ人たちが指導しました。
10歳以上が対象となっていて、講習会には小学生や中学生の姿も見られました。
初級者向けの5級の会場では、真上に上げた手を肘から落として太鼓を打つようにと叩き方の指導が行われていました。
ある小学生は「厳しくて大変だけどおもしろい。上達できるように頑張りたい」と話していました。
参加者の中には外国人の姿も見られました。
みのわ太鼓に所属するアメリカ人、ローレンさんは技術向上のために初めて参加しました。
ローレンさんは「細かく太鼓を叩く技術が難しくてまだできない。講師のみなさんが丁寧に教えてくれるので必ず上達したい」と話していました。
日本太鼓財団長野支部の三澤興宣理事長は「子どもの参加も多い。技術向上とともに交流も深めてもらい、それぞれの地域で太鼓を普及させてもらいたい」と話していました。
講習会は10日にも行われ、10日午後には進級試験が行われる予定です。