昔懐かしい「伊那町めぐりの歌」歌う集い
1916年大正5年につくられたといわれている、「伊那町めぐりの歌」を歌う集いが16日、伊那市の伊那図書館で開かれました。
この集いは伊那市駅開業100周年の企画展を開いている伊那図書館が、当時の様子を振り返ろうと開いたものです。
会場には15人が集まり、参加者はメロディーを思いだしながら歌を歌いました。
この歌は1916年大正5年に当時の伊那小学校教諭らが作ったもので、伊那小の音楽の時間に歌われていました。
しかし時代の流れとともに忘れられ歌える人が少なくなっています。
まだ伊那市が伊那町だったころ「町へ行く」といえば商店街に買い物に行くという意味だったということで、歌詞には市内の地名や建築物の名称がでてきて当時の賑わいを感じることができます。
伊那市文化財審議委員で伊那小に通い、この歌を歌っていた久保村覚人さんは、「校歌と違い、授業でしか歌われなかったが、心に残っている」と話します。
参加者は、子どもの頃に歌った、思い出の歌を歌いながら、当時を懐かしんでいました。