高遠・高遠北小学校の児童がメギの植栽
ミヤマシロチョウの食草
伊那市の高遠小学校と高遠北小学校の児童らは、県の天然記念物ミヤマシロチョウのエサになるメギの木を、15日入笠山に植えました。
15日は高遠小と高遠北小の4年生49人がメギの木を植えました。
ミヤマシロチョウは、県の天然記念物に指定されている標高1200メートルから2000メートルに生息する蝶です。
乱獲や環境の変化が原因で数が減っていて、絶滅が危惧されています。
幼虫のエサになるメギの木の植栽は、ミヤマシロチョウを保護しようと、チョウの生息地である入笠山で平成15年から毎年行われています。
児童らは、スコップで穴を掘り、苗を植えました。
ある児童は、「穴を掘るのが大変だったけれど、チョウが寄ってきてくれたらうれしい」と話していました。