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2511/(月)

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中村眞さん特別講演 父・喜平を語る

中村眞さん特別講演 父・喜平を語る

 伊那市創造館で開かれている伊那市出身の彫刻家、中村喜平の特別展に合わせて、二男で日本画家の中村眞さんの特別講演会が23日に開かれました。
 会場にはおよそ40人が集まり中村さんの話に耳を傾けました。
 中村喜平は伊那市出身の彫刻家で、JR伊那市駅や駒ヶ根駅の前などに作品が飾られています。
 二男の眞さんは、栃木県在住の65歳で、画家になる前は父の彫刻制作を手伝っていたということです。
 中村さんは高校時代に父と交わした会話について「作品制作に終われピリピリしている時でも私の質問には答えてくれた。真剣に答えてくれた父の姿は、今でもよく覚えている」と話していました。
 埼玉県川口市で喜平が作品作りをしていた当時のエピソードについて「当時は高速道路がなく、伊那市で個展を開くために8時間かかった。父とは車の中で喧嘩もしたが、運転中みかんを食べさせてくれるなど優しい一面もあった」と話していました。
 中村さんは「直接言わなかったが、父は縁の下の力持ちの大切さを教えてくれた。私もその大切さを教えていきたいし、そういう人間になれるよう努力したい」と話していました。

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